PDC Japan Darts Masters
2015年8月
先日PDC Japan Darts Mastersが、横浜で行われました。
世界のトッププレイヤーの技術、観客の盛り上げ方やダーツは楽しいものだという伝え方が映像を見るだけでも伝わってきました。
映像を見ていて感じたのが、まずグリップが柔らかい。前腕を無理に回内させていない(手首を無理やりボードに向けていない)、手首を背屈させていない(手首を曲げて固めていない)点です。結果ほとんど前腕(肘から先の部分)の筋肉を使っていない。
テイクバックする時に握りこむ人がいますが、これはテノドーシスアクションと言って手首を背屈させると長指屈筋が引っ張られるため指が勝手に曲がります。結果グリップが強くなります。
ですから投げる時はそれも考慮して柔らかくグリップして投げるかオーストラリア、ウィットロックプロのように気にせずそのまま投げる。投げる時に握り込むのは、ある意味必然と言えます。
余談ですが、鳥もこれを利用して枝につかまったまま枝から落ちずに寝る事が出来ます。
- 山際
「初出場の感想はいかがでしたか。」 - 山田
『楽しかったです。状態は悪くなかったのですが。まだまだですね。もっと投げたかったなー』 - 山際
「日本人の盛り上がりもすごかったですね。」 - 山田
『「PDCは機材をすべてイギリスからの持ち込み。コーラーやスコアラー、スイッチャ―、スタッフとプレイヤーによる観客の盛り上げ方、全てにプロフェッショナルを感じました。』 - 山際
「実際に対戦してみていかがでしたか。」 - 山田
『彼らはゾーンに入った状態で試合に臨みますが、20Tに入らなければ流れが悪いと感じ19T18Tを狙い調子をうかがい20Tに入り流れをつかんだと感じると、更にその上のゾーンに入ってどんどん20T に入りだす。』 - 山際
「確かにアンダーソンプロとの試合の7レグ目で山田プロがインブルアウトした後の8レグ目、アンダーソンプロはギアがもう一段上がった感じがしました。」 - 山田
『確かに。練習方法も新たにハードボード使った練習も加えようかと思います。彼らは考えずに投げているから何も考えずに投げる練習と1本目に投げた所に同じ所に投げる。たとえ1本目が投げ損じて狙った所と違う所に行こうがそこに投げるグルーピングと狙って投げる練習になります。』
確かに何も考えずに投げる練習をすれば握り込むなどグリップを気にせずボードに集中できますね。
これを機に福岡でもハードダーツが、普及するといいですね。