鍼灸師プレーヤー 山際篤史コラム

スポーツ選手はどこまで進化するのか

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先日、NHKのスーパープレゼンテーション、テーマは「より速く、より上手く、より強く」、演者はスポーツジャーナリストのデビッド・エプスティーン。トップアスリートを作る体格変化やその競技に適したDNAについても触れていましたが、1936年男子100Mで10秒20を記録したジェシーオーエンスと、2013年9秒77を記録したウサインボルト選手が比較されていたのが印象に残りました。記録では77年間で0.43秒縮んでいます。

しかし、1936年当時のトラックはシンダートラックと言って、土にコークスを混ぜて敷いたトラックで、その当時スターティングブロックはなく地面を掘って足場を作りスタートしていたそうです。現在はタータントラックといい、コンクリートの上に3㎝ のゴムを敷いているそうです。最新のトラックは、ドイツチューリッヒのレッツィグルンド・シュタディオンにあるトラックでポリウレタンを使用しているそうです。ここでは過去数十年で世界記録が25回も出ているそうです。もしジェシーオーエンス選手が現在のトラックを走っていたら、ボルト選手との差は1歩しか変わらないそうです。更にシューズやウエアが同じならどうなっていたでしょう?

スポーツの記録向上において、道具の技術革新は重要なファクターであると言えます。20年前アルペンスキーの選手をしていましたが、道具の差を感じたレースを経験した記憶があります。ダーツにおいても、バレル、フライト、シャフト、ティップ等、日々変化し、バレルのデザインは豊富になり、フライトやシャフト、ティップは長持ちするようになりました。その中でも今までにはない発想で、一体型とやわらかい素材を使用したコンドルフライトは革新的だと思います。発売当初はハウスダーツっぽいと言われていましたが、使っていくうちに気にならなくなります。

結局は自分の技術革新が必要ですね。
道具が良くても実力がついていきません。
orz

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