国家資格
2014年10月
料理研究家の母のおかげか、この何十年と夏バテした覚えがないのですが、友達と話し今年の夏は福岡ではほとんどが雨で梅雨が明けたら秋になった感じです。
今回は18年間愛読している「医道の日本」医道の日本社著という業界誌に「岐路に立つマッサージ業界」その中に総務省の「日本標準産業分類」改定の中にリラクゼーション業(手技を用いるもの)が加わりました。これにより無資格者の増加が懸念されリラクゼーション業の台頭が懸念されるとあります。
あん摩・マッサージ・指圧・鍼・灸師が国家資格だと意外と知られておらず「へー、そうなんだ」とよく言われます。鍼灸やマッサージなどの資格を得るには厚生労働省、文部科学省の認可を受けた指定の学校、養成施設で3年以上、解剖学、生理学、病理学、衛生学、その他の知識及び技術を習得し国家試験が年一度行われこれに合格した者に対して厚生労働大臣がこれを与える。(あん摩マッサージ指圧師、鍼師、灸師に関する法律より抜粋。)とあります。あん摩マッサージ指圧師と鍼師と灸師、これらは別々に試験がありますので合格すると3つの免許証が交付されます。
厚生労働省は医業類似行為者に対する取扱いについてこのように説明しています。
- 按摩・マッサージ・指圧に関しては、国家資格がなければ処罰の対象になる。
- 施術者の体重をかけて対象者が痛みを感じるほどの相当程度の強さをもって行い、人体に危害を及ぼすおそれがあれば禁止処罰の対象となるものである。とあります。
巷にはエステ、リフレクソロジーやカイロなど手を使い施術を行うところが多いですが果たしてその中に国家資格保持者はどれくらいいるでしょう。法の見かたを変えると按摩マッサージ指圧の手技と異なり、医学的観点から人体に危害を及ぼさなければ大丈夫なのか?と考えさせられます。
今年6月大阪で乳幼児向けのマッサージを受けた乳児が死亡するという悲しい事件が起きました。法の整備、取締りの強化がしっかりしていればこのような事件は未然に防げたと思います。総務省による今回の改定は、統計を取るための物差しかもしれませんが、リラクゼーション業界を後押しするものと思われても仕方がありません。
以前ある方から「腕が良ければいいじゃないの」といわれました。免許の有無はあまり気にしてない方もいらっしゃる。結局腕の良い人が患者さんから選ばれます。私はリラクゼーション業に負けないよう鍼灸あん摩マッサージ指圧(療術業)の普及を務めるとともに「それでもプロ?」って言われないよう頑張るだけです。
ダーツもですが。