予防
2014年3月
寒い時期やこれから気温の変化が激しくなる時期は体調を崩しがちです。
風邪やインフルエンザの予防に手洗いやうがいはもちろん、最近では、食べたり飲んだりして腸内環境を整え免疫力をアップさせるヨーグルトが出ています。(meijiのR-1ヨーグルト)
※免疫力アップは、Darts Topics vol.125とvol.126「善玉菌と悪玉菌」をご覧ください。
東洋医学では、未病治という言葉があります。未病治とは「未だ病ならざるを治す」と読み前漢時代の「皇帝内経」から未病という言葉が出てきます。
病になる前に手を打つことで病になりにくく、病になってからも症状が軽くて済む予防医学の前進と言ってもいいでしょう。
病気になる前に未然に防ぐ事、ダーツで言うとイップスになる前に防ぐ事が大事。
ただイップスは、はっきりとした原因がわかっていないので予防しにくいですが、自分のイップス経験とダーツを投げているプレイヤーを見ていてイップスになりそうな状況が少し見えてきました。
●肘がターゲットに向く人
例えばブルを狙った時、肘の先端でブルをとらえている人は投げるイメージが直線的な傾向があり、肘でダーツを飛ばそうとするので手を振る動作が出来なくなるのではないでしょうか。
●肩から腕にかけての疲労が強い人
筋肉の疲労物質は溜まると筋肉を固くする性質があります。そのため筋緊張が強まり硬直したまま手が出にくくなります。
● グリップが強く手首の固い投げ方の人
グリップが強いと前腕屈筋群が緊張し、更にセットアップ時に手首を固めると前腕の伸筋群の緊張が強いためそれに関連して上腕二頭筋の引く力が強まり腕全体の緊張が強くなるので手は出なくなりダーツが手から離れにくくなります。
●利き目の影響
普段、利き目でターゲットを狙っているつもりが利き目と逆の目で狙っているためターゲットから少しだけずれます。そうすると「あれっ?」「あれっ?」ちゃんと投げているのにずれる。「おかしい。」となり脳がパニックを起こし手が出にくくなります。
疲労を取り除き、肘を下げ手首がしっかり返る位置のグリップを見つけ手首主導(Darts Topicsvol.128「グリップの力加減」参照)の最小限の力で投げられる位置を見つけることがイップス予防に繋がるのではないかと考えます。