グリップの力加減
2013年12月
グリップについての表現として、バレルを挟む?つまむ?握る?
どちらがいいのでしょう。
和訳すると握る、掴むですが実際の指の動きではつまむや挟むという表現が適している感じがします。話がややこしくなるので結局グリップという表現をそのまま使うことにしましょう。ニホンゴは難しい。
今回またまた私事の悩みですみません。
最近、グリップの力加減が分からなくなってしまいました。
挟む力が弱いとすっぽ抜けてしまうし、しっかり挟むとリリースが遅れて人差し指に引っかかって横ズレしたり、下に打ち付けてしまったり、もうさんざんです。
以前、DartsTopics2012年8月号でグリップを意識している時は集中していない状態と書きましたが、意識しないように気を付けるほど意識してしまい、泥沼化の様相を呈してきました。
そこで、山田プロ・相良プロ・浅田プロ・西プロにどれくらいの力でグリップしているかをアナログですが、私の指を使い挟んで頂きました。握り方、バレルの形状、摩擦係数や手の湿り、乾燥状態などで条件はその時々で変わってきますが今回はセットアップ時の圧力を聞いてみました。
◆山田プロ
構える時にギュッと力を入れてからフッと力を抜いて
挟むそうです。挟む力は、指に触れる程度でほとんど
力が入っていませんでした。
◆相良プロ
構えてグリップが決まるまではギュッと握ります。グリップが決まってからは山田プロ同様ほとんど力が入っていませんでした。
◆浅田プロ
二人と比べ若干強めで指に圧力は感じますが力が入っている感じはしませんでした。
◆西プロ
やはり力が抜け指に触れている程度の圧力でした。結論、研究対象が四例でまだまだ不十分ですが基本としてグリップは力を入れない方が良いという結果になりました。
以前、前谷プロにレクチャーを受けた際に「緊張した場面において指離れが悪い時は逆に力を入れてグリップし、腕をゆっくり振るといい」というアドバイスを受けました。
人差し指と親指の長さの違いからリリース時に親指と比べ長い人差し指が残りやすい状況を親指側に意識させてグリップすれば二本の指が同時に離れてくれるのではないかと思います。これもグリップ問題の解決方法の一つと言えるでしょう。
これからも研究を続けていこうかと思います。
さらにリリース時からの指の圧力変化など調べていきたいですね。
T-B様、研究資金よろしくお願いします。