ストレス
2013年4月
イライラすると「ストレスが溜まった」や「ストレスからくる病気ですね」はよく聞きます。普段良く耳にする言葉ですがさまざまな病気の原因でもあります。
ではこのストレスとはなんでしょう。
カナダの生理学者であるハンス・セリエが初めて「ストレス」という言葉を医学に用いました。医療でも良く使われ、ストレスが罹ってから罹り終えるまでの体の反応を警告反応期、抵抗期、疲弊期と三つに分けました。そもそもストレスは、建築材料や工業製品に負荷(ストレッサー)をかけて強度試験を行います。この負荷をかけることをストレスといいます。人の場合、肉体的、精神的など外的ストレッサーにより負担がかかると自律神経系やホルモン系、免疫系に異常をきたし体調を崩します。
セリエは良いストレスと悪いストレスがあり、すべてのストレスが悪者ではなく過剰なストレスが問題となると言っています。
ダーツを投げていると自分の狙った所に刺さらないとイライラしませんか。楽しく投げているはずのダーツがうまくいかないと苦痛となりストレスになります。昔はもっと入っていたのになぜ。イライラする(警告反応期)とボタンを「バンッ」とたたいたり「あーくそ」と言ったり、これがストレス発散動作です。(抵抗期)そしてずっと入らない状態が続くと「もうだめだ、ダーツやめた」(疲弊期)となります。
ダーツをやめたいと思っていたそこのあなた、無理せず休みましょう。
人が楽しく投げているのを見るとまた投げたくなるはずです。なぜかって?ハットが出るとドーパミンという脳内麻薬が出るからやめられないんですよ。ダーツを始めたころは、ブルに一本刺さっただけでも大喜びしたものです。思い通りにならないのもダーツの魅力でもあるのですが、イライラを表に出すと周りに不愉快な気持ちにさせますし、試合中だと相手に付け込まれてしまうのでご注意を。