ダーツ肘
2012年10月
ダーツを投げて肘の痛みを感じた方は多いのではないでしょうか。
肘については以前にも書きましたが、最近気付いた事があったので書き加えようと思います。
肘に障害を受けるスポーツは多く、野球肘、テニス肘、ゴルフ肘が有名です。
ダーツによるダメージなのでダーツ肘とでも言いましょうか。
ダーツ肘の原因はすべて使い過ぎで起こります。肘の内側、外側、後側に痛みが出ます。
障害部位は骨で言うと上腕骨内側上顆、筋肉では上腕二頭筋の短頭、前腕の筋肉、特に円回内筋の影響で障害が出ます。
肘の外側、後側も痛め易いですが、厄介なのは肘の内側に当たる上腕骨内側上顆に障害を受けた場合で、症状が進行し肘が曲がったまま伸びなくなります。痛みがあれば辛いので治療に行こうと思いますが、痛みがなく進行する場合があるので要注意です。最近治療したプロだと、マークプロと山田プロが挙げられます。
マークプロは痛みが出た状態で我慢して投げ続けた結果肘が伸びなくなったパターン。
山田プロは痛みが出ず、気付かないうちに伸びなくなったパターンです。山田プロは初期の段階だったのですぐに治療する事が出来ました。
治療は上腕二頭筋の短頭、前腕の円回内筋の硬い部分がポイントです。
ただ、痛みがない場合があるので普段から両肘を伸ばしてみて角度をチェックしてみましょう。
毎日ストレッチをすることで未然に防ぐ事が出来るので下の写真を参考にして下さい。
ポイントは硬い部分を押しながらストレッチをする事です。
まず①肘を曲げた状態から②硬い所を押さえてそして③伸ばします。
以前2010年10月号にストレッチ方法、2011年6月号と7月号で肘と肩の筋肉について書いていますのでこれも参考にされてください。ダーツトピックスwebのダーツコラムの欄にてバックナンバーがございますので是非ご覧ください。