バランス力編
2011年2月
バランスは、野球やサッカーなどのスポーツにおいても重要な要素の一つです。日常生活の中でもバランス力を欠くと転びやすくなります。
もちろんダーツにとってもバランス力は大切です。投げる時に左右にふらふらと揺れてはうまく投げられるはずがありません。
体を常に平衡に保つ力をつけることがダーツの上達につながります。
平衡感覚を司るのは三半規管ですが、小脳、視覚、筋肉(体幹)でも同時にバランスをとっています。体幹と小脳のトレーニングで平衡感覚が鍛えられ安定したスローが得られるようになります。
体幹のトレーニングはバランスボールやバランスボードを使用した運動、ピラティス、ヨガなどが効果的です。
次回、具体的な方法を紹介しますね。
もう一つは小脳トレーニングで脳と体の協調性を養えます。体幹のトレーニングと合わせることでより平衡感覚を磨けます。
まず目をつむってその場で30回程足踏みをします。始めた位置よりもズレていたらバランスが良くない証拠です。元の位置に留まれるよう繰り返し訓練してみましょう。
ダーツに応用するなら紙にダーツボードの絵を描き、目をつむってブルや20トリプルなどを指で指し思ったところに指が指せるように行うと良いでしょう。初めは目を開けたまま練習しても大丈夫です。実際にボードの前に立って行うのも良いでしょう。
更にバランス力向上の為には頭(特に顎)を安定させることが大切です。プレーの時に頭が傾くと平衡感覚を失い体の軸がブレて思い通りに体が動いてくれません。ボクサーで例えるならば彼らは体を左右に動かす際、必ず頭は地面に対して平行に保っています。頭を地面と水平に保つ事で体の軸を安定させてパンチを当てたりよけたりできます。動物も獲物を追うとき体は動いていても頭は安定していますよね。ダーツでも同じことが考えられます。ターゲットを絞ってダーツを投げるときは頭を動かさず水平に保ち投げる事で安定したスローが可能になります。ほんのわずかに意識することで、全然違ってくるのです。
バランス力をアップすると体の軸が地面と垂直となって肩こりや腰痛の軽減にもつながります。
試してみて下さいね。